大津びわこ競輪場(滋賀県)
1950(昭25)年〜2011(平23)年

東に琵琶湖、西に比叡連峰を臨む景勝の地
近江神宮外苑運動場の一角に滋賀県および大津市の共同出資により
戦災復興等地方財政の健全化を目的として競輪場が開設された

1950(昭25)年:第一回
大津びわこ競輪が開催される
その第1回レースに近江神宮の祭主となられた故
高松宮宣仁親王殿下より優勝杯を賜わって以降
高松宮杯競輪(近年では高松宮記念)は毎年恒例のメインレースとなった


高松宮杯は当初は記念競輪であったが
後に特別競輪に昇格し
多くのファンが熱戦の繰り広げられる500mバンクに集まった


その後、
滋賀県大津市が主催数を折半する形で運営が行われた



<昭和38年度・大津市主催・連勝複式勝者投票券>


1989(平元)年:県は場内の権利は保有するが、開催は大津市の単独開催となる

イメージキャラクターは「ビッシー」で
ネッシーをもじった名の琵琶湖の恐竜である
そして、
幾多の経営努力を重ねるが

景気の長期低迷に加え
レジャーの多様化等により公営競技の
経営環境は全国的に厳しく
大津市長より下記決断を発しせざる得なくなった



********************(重要なお知らせ) 競輪事業の廃止について********************


 本市競輪事業は、近年、車券売上の低迷が続き、事業収支は平成16年から6年連続で赤字を計上しております。
  事業の存続議論が高まる中、判断の一つの基準としておりました第61回高松宮記念杯の売上と
最近の車券売上の更なる減少傾向を見ますと
次年度以降収支改善を実現することは非常に困難であるとの結論に至りました。
  多くのファンに支えられ
まちづくりに大きな貢献をしてきたことを考えますと、誠に残念至極ではございますが
今年度末をもちまして、本市競輪事業を廃止することを決断いたしましたので、ここにご報告申し上げる次第でございます。

  今日まで、大津びわこ競輪にご支援をいただき、心からお礼申し上げます。
  なお、平成23年3月までの発売予定に変更はございませんので、最後までご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

********************平成22年9月17日 大津市長 目片 信********************



滋賀県大津市二本松